作業時の腰痛対策について

昨日開催された弊社の安全衛生委員会で『作業時の腰痛対策』がテーマとなりました。
動作の反動や無理な動作が起因したぎっくり腰等は、ビルメンテナンス業で3番目に多い労働災害です。

年少者と女性は年齢により、取り扱える重量物に明確な重量制限があります(労働基準法 第62条)。
しかし、満18歳以上の男性は法令上、明確な重量制限がありません。
厚生労働省が発行する「職場における腰痛予防対策指針」では、満18歳以上の男性の制限について
「体重のおおむね40%以下」に努めるように明記されています。

以前は「満18歳以上は55kgまでの重量物」と制限されていました。
しかし腰痛疾患の増加などが原因となり、平成25年に法律の改訂が行われ、廃止されています。

弊社の場合ですと、清掃時に使用する機材の運搬や、床清掃時の什器等の移動がよくあるシチュエーションです。

■腰痛対策について
①重量物は2人以上で運搬する
②適切な作業姿勢(作業対象に体を近づける・不自然な姿勢の回避)
③ストレッチや適度な運動

主要な対策としては、上記になるかと思います。
場合によっては、腰の保護ベルトの導入も良いかと思います。

今回は腰痛対策がテーマでしたが、他にも労働災害になりえる要因はありますので、
労働災害ゼロを目指して様々な対策を検討していこうと思います。